キャリアや収入が安定し仕事や家族、プライベートの充実が増してくる40代の皆さん。
より便利で上質なサービスを求めるライフステージに差しかかるこの時期に、そろそろプラチナカードを持ちたいと考える人は、少なくないのではないでしょうか。
プラチナカードは、ステータスの象徴だけでなく日常を豊かにする特典やサポートが魅力です。
プラチナカードを検討する方に向けて、その魅力と選び方そして40代におすすめのカードを紹介します。
40代の平均年収とクレジットカードの利用状況
平均年収は、業界や企業規模、学歴、雇用形態などによって異なりますが、40代の平均年収は552万円です。内訳は次のとおりです。
- 40〜44歳 約540万円
- 45〜49歳 約564万円
年収が高まり生活の幅が広がる40代は、クレジットカードの利用にも特徴が出ています。
クレジットカードの利用状況は次のとおりです。(参考:40代でプラチナカードやゴールドカードをメインで使っている人の割合は?)
- 保有枚数 8割以上が3枚以下
- 保有歴 3割以上が20年以上
- 使用頻度 週に2〜3回
- 月の利用金額 1万円以上3万円未満
最も多く利用されているのがネットショッピングです。また、食料や日用品の買い物、携帯料金などの固定費の支払いに利用することで多くのポイント還元を受けています。
プラチナカードと一般カードの違い
一般カードは、無料または手頃な年会費と審査手続きで作ることができ、手軽さと利便性のあるカードです。
基本的なポイント還元やキャッシュバックなどが受けられます。利用限度額は10万円〜100万円程度が一般的で、増額が可能ですが上限が限られています。
プラチナカードは年会費が高額ですが、年会費に見合う特典がついています。審査基準が厳しいので高い年収と信用力が必要です。利用限度額が高いため高額な商品や旅行代金に対応しやすくなっています。
40代がプラチナカードを利用するメリット
プラチナカードは、日常生活だけでなく旅行やビジネスの際に快適に過ごすための特典が充実しています。この特典をどれだけ活用できるかによって、高額な年会費を払う価値があるかどうかが決まってきます。
ポイントの還元率が非常に高い
プラチナカードは限度額が高く設定されているため、利用金額が大きくなることでポイントが貯まりやすくなります。
ポイント還元率も一般カードより高めで、貯めたポイントを高級ギフトや航空券などに交換が可能です。
付帯サービス(特典)や保険がより充実している
高級ホテルの無料宿泊特典や、高級レストランでのコース料理の割引などのサービスを受けることができます。
海外・国内旅行保険が付帯されているほか、購入した商品の破損や盗難を補償する保険も付帯されているため安心です。
ビジネスシーンで活躍できる
プラチナカードは、出張や接待、経費管理などビジネスシーン全般で活躍します。高級レストランでの特典を利用し、取引先との会食をランクアップさせることで接待や交渉に活用できます。
また高額な取引でも、利用限度額が高いので安心して決済ができます。出張中に遅延やキャンセルなどのトラブルが起きた場合には、旅行保険によって補償されるので損失を抑えることができます。
コンシェルジュサービスや空港ラウンジを利用できる
24時間対応のコンシェルジュサービスを利用することでレストランの予約、旅行の手配、チケットの確保など幅広い対応を依頼することができます。
国内外の空港ラウンジを無料で利用することができます。ドリンクや軽食、シャワールームなどを利用することで快適に待ち時間を過ごせます。空港の利用頻度が高い方はメリットが大きいといえます。
個人の信用が担保される
40代になると、社会的な地位や信用が重要になる場面が増えてきます。プラチナカードを保有していることで、取引先や顧客に対して信頼感を与えることができます。また経済的な信用力を印象づけることが可能です。
40代がプラチナカードを選ぶ際のポイント
40代は仕事や家庭、趣味などでライフスタイルが多様化する時期です。特典が自分に合っているか確認します。
また経済的な余裕と実績を活かして日常やビジネスをより充実させることができるカードを選択することも大切です。
ポイント還元率はどうか
プラチナカードの還元率は、一般的に0.5%〜1.0%程度が標準的です。条件によっては更に還元率を上げることができます。特定の加盟店で利用したり、年間利用額に応じたボーナス還元を利用したりする方法です。
年会費が負担にならないか(年収と見合っているか)
プラチナカードの一般的な年会費は、1万円程度から高いもので15万円程度です。年会費は高額ですが特典を活用することで、コスト以上のメリットがあります。
年間の旅行や高額決済が多い場合は、特典を活用することで年会費以上の価値を得られるので、自分の生活やビジネスの中で、特典を活かせる機会が多いかどうかを見極めて費用対効果を検討することがポイントです。
年会費の負担が気になる場合は、年会費の安いカードを選択肢に加えることも1つの方法です。
付帯サービスや保険が豊富でかつ質が高いか
付帯サービスの内容は、旅行先で役立つサービスから日常生活を豊かにするサービスまでさまざまです。プラチナカード限定のサービスとして普段利用できないレストランやゴルフコースを利用することもできます。
付帯されている保険は、商品や補償金額の内容がカードによって異なりますが、代表的なものには次のような保険があります。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 国内・海外渡航遅延保険
- ショッピング保険
- 犯罪被害傷害保険
付帯サービスと保険の補償内容が、自分にとって必要かどうか確認することが大切です。
自分の用途(ビジネス、趣味など)に合っているか
プラチナカードは、それぞれに特徴が異なるため、自分の用途に合わせて選択しやすくなっています。旅行・ホテル関連・外食・空港利用・ショッピング・家族カードなどの目的を明確にすることで自分に合うカードを見極めることができます。
ステータス性(発行会社・国際ブランド・カードランク)
ブランド力が付加価値を高めるため、有名ブランド自体が社会的信用を象徴することができます。海外では、カードブランドによってステータスが強調される傾向があります。
40代におすすめのプラチナカード7選(特徴・メリット・デメリット)
自分のニーズや価値観に合うカードを見極めやすいように、40代向けにおすすめポイントや、それぞれのカードの特徴についてご説明します。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
年会費 | 22,000円(初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.75%〜1.00% |
ポイント名 | 永久不滅ポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay・iD・QUICPay |
追加カード | 家族カード:3,300円(税込)
ETCカード |
申込条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有する
ご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
普段の生活に馴染みがある便利なセゾンカードと国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが提携しているカードです。
ポイントの有効期限がなく永久不滅ポイントとよばれています。貯まったポイントをJALやANAのマイレージと交換可能です。
日常使いとビジネスシーンのどちらも対応できる利便性が40代に支持されており、ブランドに拘りたい人に選ばれています。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードのお申し込みはこちら
楽天プレミアムカード
年会費 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.00%〜3.00% |
ポイント名 | 楽天ポイント |
ポイント有効期限 | 最後にポイントを獲得した月を含めた
1年間 |
国際ブランド | Visa・Mastercard・AMERICAN EXPRESS
JCB |
電子マネー | 楽天Edy |
追加カード | 家族カード:550円(税込)
ETCカード |
申込条件 | 20歳以上の安定した収入のある方 |
年会費が他のカードと比べて安くなっています。ライフスタイルに合わせて楽天市場コース・トラベルコース・エンタメコースの3種類から選択できるのも魅力の1つです。
楽天に関連したサービスが充実しているため、楽天を多く利用する人にはメリットが大きいです。
ライフスタイルが多様化している40代にとって、3種類のサービスの選択肢があることで、自分に合うかどうかを明確に判断しやすくなっています。
年会費が安いため初めてのプラチナカードとして選びやすいカードです。
JCBプラチナ
年会費 | 27,500円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50%〜0.85% |
ポイント名 | Oki Doki ポイント |
ポイント有効期限 | 獲得月から5年(60ヶ月)後の15日まで |
国際ブランド | JCB |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay |
追加カード | 家族カード: 3,300円(税込) <1名無料>
ETCカード |
申込条件 | 20歳以上で、安定継続収入がある方
(学生は除く) |
ナンバーレスデザインのカードがあり、覗き見のリスクを軽減できます。
さまざまなシーンで利用できるレストランの中から所定のコース料理を2名以上で利用することで1名無料になるサービスがあります。
世界の空港ラウンジを無料で利用できるので、出張など利用頻度の高い人やセキュリティに拘りたい40代に選ばれやすくなっています。
UCプラチナ
年会費 | 16,500円(税込) |
ポイント還元率 | 1.00%〜 |
ポイント名 | UCポイント |
ポイント有効期限 | 獲得した年度の次年度まで |
国際ブランド | Visa |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay・QUIC Pay |
追加カード | 家族カード:3,300円(税込)
ETCカード |
申込条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
利用額に応じてポイントが上乗せされたり、通常ポイントの他にもボーナスポイントが付与されるので使用するほど還元率が高くなるのが特徴です。
旅行代金をカードで支払うことで海外旅行は最高で1億円まで補償されます。
年会費が安いため家族カードを1枚追加しても3万円未満で作ることが可能です。家族でお得にカードを持ちたい40代におすすめです。
エポスプラチナカード
年会費 | 30,000円(税込)
インビテーション経由 20,000円(税込) 年間ご利用額100万円以上で翌年以降20,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50%〜1.25% |
ポイント名 | エポスポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 |
国際ブランド | Visa |
電子マネー | なし |
追加カード | 家族カード:5,000円(税込)
家族からの紹介:永年無料 ETCカード |
申込条件 | 18歳以上(学生を除く) |
年間100万円以上利用すると3万円の年会費が2万円になるカードです。
家族がエポスプラチナカードの会員である場合は、紹介によって年会費無料でゴールドカードを持つことができます。
ファミリーボーナスポイントの付与があり、家族間でポイントシェアするなど家族で仲良くカードを有効活用したい40代に選ばれています。
三井住友カード プラチナ プリファード
年会費 | 33,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.00%〜 |
ポイント名 | Vポイント |
ポイント有効期限 | ポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間 |
国際ブランド | Visa |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay・PiTaPa・WAON |
追加カード | 家族カード:永年無料
ETCカード |
申込条件 | 満20歳以上で、安定継続収入のある方 |
ポイント還元率は常に1.0%で、特約店で利用することで最大15%の還元率になるカードです。対象のコンビニや飲食店でもポイント還元が高くなります。
継続利用することでボーナスポイントがもらえます。SBI証券でクレカ積み立てすることでポイントが還元されるので、口座を開設している40代にとっては便利なカードです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
年会費 | 22,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50%〜5.50% |
ポイント名 | グローバルポイント |
ポイント有効期限 | 獲得した月から3年間 |
国際ブランド | AMERICAN EXPLESS |
電子マネー | なし |
追加カード | 家族カード:3,300円(税込)<1名無料>
ETCカード |
申込条件 | 20歳以上で安定した収入がある方
(学生を除く) |
海外からでもつながる便利なプラチナ・コンシェルジュサービスが特徴です。ホテルの部屋のアップグレードや朝食が無料でついてくるサービスもあり、一流ホテルやスパで特別なディナーやウェルカムドリンクを楽しむことができるカードです。
ワンランク上のホテルでの時間を過ごしたい40代におすすめです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードのお申し込みはこちら
40代がプラチナカードをもつ上での注意点(審査に通るためには)
クレヒス(クレジットヒストリー)
クレヒスとは、クレジットカードやローンの使用履歴のことで、これまでに使用した履歴がクレジットカード会社から信用情報機関へ送付され登録されています。
プラチナカードの審査は、一般カードと比べて厳しい基準があり申込者の信用情報は最も重要視されます。
カード会社は、信用情報機関から申込者の信用情報を照会して次の内容を確認します。
- 現在の未払いの有無や過去の遅延情報
- 自己破産などの債務整理の実施有無
- 借金や任意整理を踏み倒した経験の有無
- 6ヶ月以内での複数カードの申込みの有無
- クレヒスの有無(個人の信用力を判断するための情報の有無)
これらの内容によって個人の信用力が判断されることになります。クレヒスの状態が悪いと審査を通過する可能性が低くなってしまうので注意が必要です。
属性の評価を上げる(年収を上げる)
プラチナカードを申し込む際に記載する属性は、審査通過を左右する重要な要素になります。特に重視されるのは、年収や勤続年数などの収入に直結する項目になるため、年収が1つの目安になります。
年収を上げる事は簡単ではありませんが、それ以外の属性も合わせた総合的な判断が行われるので、借入件数や借入残高を0にしたり安定した職業についたりすることで信用力への評価が高まります。
利用用途・利用限度額の把握
事前に利用用途や利用限度額を明確にしておくことはとても重要です。自分の目的に合うサービスをしっかり利用することができるカードを選ぶためです。
限度額を把握しておくことは、月々の利用額を管理しながら、支払い計画を立てるために必要になります。
セキュリティ管理の徹底
カードの不正利用を防いで安全に利用できるように、カード会社はさまざまなセキュリティ対策を行っています。自分でできるセキュリティ対策と合わせて確認しておくと安心です。
自分でできるセキュリティー対策は、信用できない店での使用を控えたり、カードの裏面には必ず署名をしたりして、利用明細をこまめに確認することで対策します。
まとめ
40代におすすめのプラチナカードの、特徴や選び方などについて解説してきました。
40代で持つプラチナカードは、人生をさらに充実させるために必要なアイテムです。自分に合う最適なカードを選択するために、参考にしてみてください。