誰しもが持つことに憧れるプラチナカード。
プラチナカードをスッと出せればかっこいいですよね。
しかし、「プラチナカードって何を基準に選べば良いの?」「そもそもプラチナカードって審査通るのかな?」
興味はあっても、そのような疑問や不安を感じて持つことをためらう20代の方は多いと思います。
そこで今回は、20代におすすめのプラチナカードを紹介します。同時に、プラチナカードのメリットや活用方法、審査通過のポイントも解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
プラチナカードを利用するメリット
そもそも、プラチナカードを利用するメリットは何でしょうか。
この章では、3つの観点からプラチナカードだからこそ得られるメリットについて解説していきます。
ポイントの還元率が非常に高い
プラチナカードは限度額が高く設定されている傾向であるため、必然的に利用金額も大きくなり、ポイントが貯まりやすいと言えます。
また、利用初年度のポイントや海外利用分が通常の2倍になったり、ポイントによる優待システムが受けられるという点も踏まえると、還元率が非常に高いと言えるでしょう。
プラチナカードの特典・サービスが充実している
他のカードに比べると、プラチナカードの特典の充実度は高いと言えます。例として、後述するコンシェルジュサービスや空港ラウンジの無料利用が代表例として挙げられます。
またその他に、提携する施設(高級ホテルやレストラン等)を優待価格で利用できるVIP向け特典や海外用Wi-Fiや携帯電話の優待制度なども魅力的な特典だと言えるでしょう。
※海外用Wi-Fiや携帯電話(海外旅行時)の優待制度
→SIMカードを入れ替えたり、設定を変更したりする手間をかけることなく、海外で電話やインターネットを使える制度
付帯の保険が充実している
旅行保険の補償額が高額であることもメリットであると言え、補償額の上限としては「5,000万~1億円」に設定されていることが多く、国内・海外問わず、旅行中のケガや入院、通院の補償が充てられます。
また、持ち主の配偶者、持ち主または配偶者と生計をともにする同居の親族、未婚のお子さまに旅行傷害保険が適用されるという点にも特徴があり、家族カードとして発行すれば補償額がアップするという利点もあります。
※プラチナカードの場合は、持っているだけで保険適用となる「自動付帯」となっているものが多く、自動的に補償される特徴もある。
プラチナカードと一般的なカードとの違い
ここでは、プラチナカードと一般的なカードの大きな違いについて、3つの観点から説明していきます。
コンシェルジュサービスを利用できる
コンシェルジュサービスでは、主に予約代行と旅行中のサポートを行ってくれます。
予約代行としては、航空券や新幹線チケットの手配、おすすめのレストランの特別席の予約、名門ゴルフ場の手配などが挙げられます。
旅行中のサポートとしては、旅行先でのプランの提案、手荷物無料宅配サービスやハイヤー送迎サービス(優待価格で利用)、電話越しでの通訳サービスなどがあり、常に相談できる環境が整っているのです。
また、旅行先での病院の手配や弁護士の紹介など、緊急やトラブル時にも対応してくれるため、充実度が高いと言えるでしょう。
空港ラウンジを利用できる
空港ラウンジが利用できる点も一般的なカードとの違いであると言え、プライオリティ・パスの会員になれば、世界中の提携空港ラウンジを無料で自由に利用できます。
また、家族や同伴者も無料になるという利点もあり、国内外の空港の利用頻度が高い方にとっては魅力的なサービスであると言えるでしょう。
個人の信用が担保される
一般的なカードと比較すると審査基準が高くなる傾向があるため、プラチナカードを持つということは、信用度が高い人であると世間的に見られると言えます。
審査通過のポイントで詳細は後述しますが、年収や過去のクレジットカードの利用実績(クレヒス)が審査基準として重要であるため、高いハードルを超えれる一部の人しか通過できないと言えるでしょう。
20代におすすめのプラチナカード5選
ここからは、20代におすすめのプラチナカードを5つ紹介していきます。
人気や知名度が高く、かつ年会費が比較的安価なプラチナカードを厳選しましたので、特徴や条件などを比較して、自分に合ったプラチナカードを見つけてみてください。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 22,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.75%~1.25% |
ポイント名 | 永久不滅ポイント |
ポイント有効期限 | 無制限 |
国際ブランド | AMEX |
電子マネー | QUICPay、GooglePay、ApplePay、ID |
家族・追加カード | 家族会員:3,300円
ETCカード:無料 |
締め日・支払日 | 締め日:毎月10日
支払日:翌月4日 |
マイル還元率 | ANA:0.25%~1.4%
JAL:0.25%~1.2% |
申込条件 | 18歳以上のご連絡可能な方 |
インビテーション | セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード
条件:不明 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの最大のメリットは、JALのマイル還元率の高さであると言えます。
「SAISON MILE CLUB」に登録すると、1,000円利用するごとに10マイル(永久不滅ポイントは半分)貯まり、年間最大で1,500万円分の買い物のポイントをマイルに交換することができます。
また、「セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュ」と呼ばれるコンシェルジュサービスを無料で利用することができ、年会費2万円代のプラチナカードではサービス度が極めて充実していると言えるでしょう。
※「セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュ」では、老舗料亭や予約の取りづらい飲食店を予約して会員に提供したり、料理人の派遣、海外留学のサポート、投資用物件(不動産)の案内など、様々な分野に対応
詳しくは以下の記事をご覧ください!
エポスプラチナカード
年会費 | 30,000円(税込)
※ 年間100万円以上利用:翌年以降永年20,000円(税込) インビテーションでの発行:初年度から永年20,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~4.0% |
ポイント名 | エポスポイント |
ポイント有効期限 | 無制限 |
国際ブランド | Visa |
電子マネー | EPOS Pay、Google Pay、Apple Pay、PayPay、ID、楽天ペイ、楽天Edy、モバイルSuica |
家族・追加カード | 無料 |
締め日・支払日 | 締め日:毎月4日 or 27日
支払日:翌月4日 or 27日 |
マイル還元率 | ANA:1.5%
JAL:1.25% |
申込条件 | 20歳以上(学生を除く) |
インビテーション | エポスゴールドカード
条件:年間100万円以上利用という声が多い |
エポスプラチナカードの最大のメリットは、年間100万円の利用で年会費が実質無料となる点です。
年間100万円の利用額で翌年の年会費が2万円になり、加えて年間ボーナスポイントも手厚く、最大10万円分までのポイントが付与されます。
また、全国の対象飲食店での割引優待、遊園地や水族館、カラオケ、映画などの身近な娯楽施設での優待特典があり、日常生活での利用シーンが多い優待が豊富に盛り込まれている点も魅力的です。
UCプラチナカード
年会費 | 16,500円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~1.2% |
ポイント名 | UCポイント |
ポイント有効期限 | 無制限 |
国際ブランド | VISA |
電子マネー | QUICPay、ID、au PAY、nanaco、WAON、モバイルSuica |
家族・追加カード | 家族カード:3,300円
ETCカード:無料 |
締め日・支払日 | 締め日:毎月10日
支払日:翌月5日 |
マイル還元率 | 不明 |
申込条件 | 20歳以上(安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方) |
インビテーション | 無し |
UCプラチナカードの最大のメリットは、年会費が安価であることです。
年会費が16,500円であり、家族カードの3,300円を合わせても2万円で収まるため、プラチナカードに敷居の高さを感じていた方でも、手に入れやすいカードであると言えます。
また、高級レストランやホテル、レジャー施設での優待特典が充実している点も魅力的であり、手頃な価格で贅沢ができるカードであると言えるでしょう。
JCBプラチナ
年会費 | 27,500円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
ポイント有効期限 | 獲得月から5年(60ヵ月)後の15日まで |
国際ブランド | JCB |
電子マネー | QUICPay、Apple Pay、Google Pay、楽天Edy |
家族・追加カード | 家族カード:1名無料、2名より1人につき3300円
ETCカード:無料 |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日
支払日:翌月10日 |
マイル還元率 | ANA:1,000円=1pt=3マイル
JAL:1,000円=1pt=3マイル |
申込条件 | 25歳以上(ご本人に安定継続収入のある方) |
インビテーション | JCBゴールド
条件:不明 |
JCBプラチナの最大のメリットは、国内での利便性の高さであると言えます。
JCBは日本の国際ブランドであるため、VISAなどが導入されていない傾向がある地方や小規模のお店でも利用でき、利便性の良さが魅力的です。
また、グルメベネフィットと呼ばれるサービスがあり、高級レストランの所定コースを2名以上利用で1名分が無料になるため、年会費相当のサービス(年2回の利用)が受けられる場合があります。
三井住友カード プラチナプリファード
年会費 | 33,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0〜15.0% |
ポイント名 | Vポイント |
ポイント有効期限 | 4年間 |
国際ブランド | VISA |
電子マネー | ID、Apple Pay、Google Pay、PiTaPa、WAON |
家族・追加カード | 家族カード:無料
ETCカード:550円(税込) ※初年度無料 |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日 or 月末
支払日:翌月10日 or 26日 |
マイル還元率 | ANA:500pt → 500マイル
Flying Blue:1pt → 0.5マイル |
申込条件 | 20歳以上(ご本人に安定継続収入のある方) |
インビテーション | 無し |
三井住友カード プラチナプリファードの最大のメリットはポイント還元率の高さであると言えます。
海外旅行傷害保険や海外の空港ラウンジなどの特典をカットする代わりに、ポイント還元に特化したプラチナカードであり、対象のコンビニや飲食店で利用すれば最大15%が還元されるのが特徴です。
また、ポイントの使い道が幅広く用意されており、オンラインギフトカードへ交換できたり、iDなどにキャッシュバックできます。
20代でプラチナカードを使いこなすポイント
プラチナカードでしか得られない、旅行特典やレストラン特典などを存分に利用することが大切であると言えます。
家族に対する親孝行や誕生日・記念日といった大切な日に、高級なレストランやホテルなどを予約することが、プラチナカードを持っていれば躊躇することなくお得にできるでしょう。
また、20代という若さがゆえに、様々なことに挑戦しやすい時期であると言えるため、国内・海外問わず様々な場所に行ってみるのも良いかもしれませんね。
20代の方は以下の記事もおすすめです!ぜひご覧ください。
プラチナカードの審査通過のポイント
属性の評価を上げる(年収を上げる)
プラチナカードの年会費は一般的に20,000円〜50,000円であり、年会費無料の場合もある一般的なカードに比べて割高であると言えます。
また、利用可能枠の下限を超えるだけの高収入がないと申込ができる資格がなく、割賦販売法という法律によって定められています。
※利用可能枠=( 年収-生活維持費-クレジット債務額 ) × 0.9
したがって、高収入でかつ安定収入であることが審査通過のポイントの1つであるため、20代で年収をいかに上げることができるかが重要であると言えるでしょう。
クレヒス(クレジットヒストリー)をつけておく
クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことであり、これらの情報は信用情報機関が収集・管理(契約中あるいは契約終了後5年以内)しています。
どのような情報が当てはまるかというと、現在の未払いの有無や過去の遅延情報、自己破産などの債務整理の実施有無、借金や任意整理を踏み倒しの有無、6ヵ月以内で複数のカード申込みの有無、そしてしっかりとした利用実績があるかどうかです。
そのため、利用額超過や支払遅延を起こさないこと、長期間に渡って定期的に利用することが良いクレヒスを作るために重要であると言えるでしょう。
まとめ
今回は、20代におすすめのプラチナカードについて、プラチナカードの利点や審査通過のポイントなども交えながら紹介させていただきました。
「20代だからプラチナカードはまだ早い」
「同世代の人があまり持っていないから気が引ける」
などと思い、プラチナカードを持つのを諦める必要はありません。
むしろ、20代で持つことで周りとは違った暮らしを味わうことができ、社会的な信用も得ることができるため、興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。